例年夏休みは9月の終わりから10月の初めに取るようにしていました。その例によって今年も同じ感じで夏休みを取り、最終週あたりに四国一人旅に出かけてきました。旅の予定など全然しておらず、当日も午前中いつもお世話になっている近所の整骨院にてスポーツテラピーのマッサージの予定で、昼過ぎまで出かけようとは思っていませんでしたが、整体師さんの、”今年の夏休みはどこか行きました?” という問いに、”いいえ、まだどこにも。今週が今年の夏休み最終週なんです” と答えた瞬間突然旅の虫が降臨、”そうだ、出かけよう!” と出かけることになりました。まずどこに行こうかと地図とにらめっこを行い、ゴールデンウィークは北陸3県に出かけたので、今回は西か?という感じでこれまで自分の車で移動したことのない高知県を含む四国4県を気ままに一人旅してきました。
徳島市内
出かけたのが遅かったこともあり、最初は大阪から一番近い徳島を目的地にして高速道路で高速移動 🙂 それでも徳島市内についたのは日がとっぷりくれた後で、とりあえず近所の宿をネット予約。便利になったものです。ケータイのアプリ一つで、電話することも、迷うこともなく今夜の宿が決まりました 🙂 今夜お世話になるのはハイパーイン、両国橋です。すみません、イキナリピンボケです。。
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チェックインの時に対応いただいたお姉さんと少し話し込み、徳島ラーメンの有名店があるという情報を仕入れたので、とりあえずお腹が減っていたこともあり、まずはそのおすすめのお店までお散歩することにしました。目的地は地図の右下に見える東大本店です。
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時刻はまだ7時半くらいで、主要駅の徳島駅からそんなに離れていない場所なのですが、大阪人の感覚では飲み終わって深夜のタクシーを探している時の感じの賑わい具合?という感じでしょうか 🙂
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空を見上げるとすぐ西側の眉山の頂上にある電波塔が目に飛び込んできました。左側が NHK 徳島放送局、右側が四国放送の電波塔のようです。当然のことながら高所にあるアンテナですので、電波の周波数の高いテレビ放送の電波かFM放送の電波を発射していると思われます。
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東大本店
ひとつ前の写真のワシントンホテルの筋を左に曲がり、しばらく歩くと東大本店という看板が見えてきました。標準ラーメンの東大ラーメンと、餃子ライスを注文して、出来上がるまでビール片手に店の中を偵察。
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最初は、ご飯のおかずに餃子と思っていたのですが、ナッ、ナッ、なんとご飯と生卵が無料で、その名も無限ライスと銘打って提供されているということで、急遽方針変更!
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単なる餃子ライスが、卵かけご飯+餃子にアップグレードしてしまいました 🙂
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手前のメニューにはライス無料、おかわり無料の文字が。奥のメニューには生卵無料の大きな文字が。他のほとんどのお客さんはニンニクも大量に入れているようですが、ニンニク無料にはラーメンを食べ終わってから気が付いたという間抜け具合。フルセットをお願いするのはまたの機会ということで、十分満足することができました 🙂
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こちらがお店の外観です。因みに、google さんで “徳島” と “生卵” を検索すると、トップに出てきます。近場ですと、枚方や尼崎にもお店があるということです。有名さがわかります 🙂
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さて、お腹も一杯になったところで宿のところまで戻ってきました。が、時間もまだ早いのでもう少しお散歩をしようと思います。
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四方を見渡して、一番明るいほうに進んでみたいと思います。
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両国橋 / 阿波踊り
まずは、宿の名前にもなっている両国橋を渡ります。橋の欄干には阿波踊りを踊っている人の彫刻が飾られています。夏の阿波踊りの季節にはたくさんの人がこの辺りで踊っているのであろうと思われます。因みに阿波踊りの期間は8月のお盆の真っ最中ということです。場所的にはこの両国橋の両岸は阿波踊りの会場のようです。
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くどいようですが、橋から宿は目と鼻の先です。期間中に宿泊できれば大賑わいの場所であろうと思われます。
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一番明るい駅の方に向かって歩いてゆきます。
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徳島駅
前回徳島に来たときは嫁さんと一緒に来て、その時は駅ビルのレストランからこの広場を見たことを覚えています。今回は広場から駅ビルを眺める形になりました。
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今年のゴールデンウィークには北陸3県を車でうろうろしたのですが、今回同様あてもなく移動したので、駅前の東横インのお世話になりました。ここ徳島にもありました。今回はお世話にならずにおきたいと思います。
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だいぶ歩き疲れたのでそろそろ宿に戻ってビールひっかけて休もうと思います。明日も長距離ドライブが控えておりますので 🙂
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この東横インのネオンサインは結構遠くからでも目立ちますので、ついつい写真にも入り込んでしまうます。というか、他に目立つネオンサインがあまり多くないという方が正しいでしょうか。。
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10月の祝日でない火曜日の午後8時半ころの徳島駅近辺ですが、あまり車は多くはないです。
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先ほどとは反対側の彫刻です。この足もとに見える舞台でもにぎやかに踊りが披露されるそうです。こちらに会場の案内があります。
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Hyper Inn 徳島両国橋
この宿は常時人がいるようではありませんで、夜中は施錠されています。暗証番号を持っているのを確認の上深夜の外出を楽しんでください。
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宿には契約している駐車場があるようですが、近所のコインパーキングと値段的に変わらないとのこと。ですのでとりあえず止めた駐車場をそのまま使用することとしました。因みにこちらの駐車場は 18:00 – 07:00 は置き放題で、上限 800 円となっています。私の場合は 800 円は覚えていたのですが、07:00 までということを失念していたので、通常料金が加算されてしまいました。まぁ、急ぐ気は全くなかったので無問題!
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こちらは非常階段ということのようですが、宿の表側にありガラス張りで外から良く見えます。
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宿の朝食です。昨日に引き続き、TKGです 🙂
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ハイパーインホテルは四国を中心としたホテルチェーンのようです。お店の方の対応が非常に暖かかったのでぜひともまたお邪魔したいと思います。
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さぁ、腹ごしらえも完了!天気もいいので、南南西へ進路をとれ!あれっ?
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R11 or R55
この交差点が国道11号線と55号線の始点となっています。左へ行くと11号線、右へ行くと55号線です。これより55号線を南下して室戸岬へ向かいます。
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旅の朝はスタバのコーヒーから始まります。ケータイアプリを開いて近場のお店に直行!
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宿を出て55号線を10kmくらい走ったところの小さな橋です。車の窓が汚れていますねぇ。大阪からの長旅で汚れてしまったようです。この先の自販機で水を買って簡易洗車。
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ウミガメ
道の駅 日和佐に到着です。ちょっと休憩します。日和佐と言えばお気づきの方もいらっしゃるともいますが、ウミガメの産卵場所として有名です。こちらでウミガメを詳しく紹介してくれていますが、現在リニューアルによる休館中(~2025年夏)ということで、ウミガメの上陸数も0となっています。営業再開したらしっかりカウント再開してくれるのであろうと思います 🙂
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道の駅日和佐はJR日和佐駅に隣接しています。阿波室戸シーサイドライン(鉄オタの方にはJR牟岐線の方がおなじみでしょうか?)は少し前に一部を DMV に移行したことで記憶されている方もいらっしゃるのではないかと思います。牟岐線の概要はこちらの Wiki に詳しくまとめられています。人口が都市部へ集中することにより、地方ではインフラを維持するためのアイデアと努力が必要不可欠となっています。でも今回のコロナ騒ぎで、オフィスに出勤しなくても多くの会社は回ってゆくことがはっきりしましたので、人口の分散が進むことを期待します。私もオフィスに出てゆくのは年に2,3回だけでした。たまには忘年会などの会合に出ないと、皆さんの顔も忘れてしまいそうなので 🙂
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到着時に足湯の文字に惹かれたのですが、残念ながら準備中で利用することはできませんでした。コロナの影響で閉まっていたのか、通常営業での閉店なのかははっきりしませんでした。残念!
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これは癖と言ってもいいと思うのですが、人が見ないところに興味を持ってしまうのです。今回は道の駅日和佐とJR日和佐駅の間の何もない境目です。普通の人はまず間違いなく素通りすると思います。変ですかねぇ?やっぱり?
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海
国道55号線は基本海沿いを走っているのですが、実は海がよく見えるところを走っているわけではありません。先ほどの日和佐も海岸までは直線で1km位あり、一山超えたところに海があります。ですので、このように “うみーーーーーッ!” という景色は本当に久しぶりでした。思わず車を止めて海を見ながら木陰で立ちxxxxx。すみません。。。
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見えているどこかでウミガメが甲羅干ししているかも?
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海の駅 東洋町
訪れたのは10月の初旬で海水浴客は誰もいませんでした。。。。。。がよく見るとサーファーが波の合間に。。。。見えますか?ここは道の駅ならず海の駅東洋町ということです。
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室戸岬
やってきました!台風シーズンにはテレビ中継でおなじみの室戸岬!台風中継でおなじみの灯台と言えば、四国ではこの室戸岬灯台と足摺岬灯台かと思いますが、実はこの室戸岬灯台の方が性能的には高いということです。室戸岬灯台は光の到達距離が実は日本一で、49 km 先まで灯台の光が届くそうです。下の方で灯台の説明版の写真があると思いますが、他にも多くのサイトで詳細にかつ正確に説明されていると思いますので、この辺にしておきます。灯台にはあまり詳しくはありません 🙂
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実は高知を訪れた理由の一つに坂本龍馬の銅像を見たいと思い、室戸岬灯台の次は桂浜に行こうと思っていました。坂本龍馬の銅像にお目にかかる前に、盟友中岡慎太郎の銅像に偶然にお目にかかることができました。こんなところにいらっしゃったのですね?
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室戸岬灯台は背後の山の頂にそびえるように立っています。遠くまで光を届ける必要があるので、必然的に高所に設置されることになります。その点で、山の頂上近くは最適な場所と思われます。
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こちらの方向には、ニューギニアやオーストラリアまで海しかありません。
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胴体部分の案内を見ると、日本語とともに英語表記があります。実は、ここまでも、ここから先も、道を歩いている外人さんをよく見かけます。ただの近所の外人さんというわけではなく、海外から来られて、四国八十八か所を巡礼されている外国の方々です。そのような方が途中家族に宛てて手紙などを送るのであろうと想像します。大丈夫です。日本の郵便網は世界でも特に優秀ですので、皆さんの思いを確実にご家族のもとに届けてくれると思います。
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本当の室戸岬から車で10分くらいのところに灯台への入り口があります。この日は平日であったためか、10台程度止めることができる駐車場は余裕で止めることができました。料金は無料でした。ありがたや。。ありがたや。。
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入り口の標識では 400m と書かれていました。距離的には大したことはないのですが、急こう配の 400m でしたので、ひと汗かくことになりました 🙂
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桂由美さんの定義により、室戸岬灯台は恋人の聖地ということらしいです。恋人の聖地って結構あちこちで見た記憶があります。南京錠が無数に付けられているところとか。。ネットを見ていたら恋人の聖地一覧というサイトがありました。そりゃ見た記憶があるわ。。。
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巨大台風や巨大地震に加えて、戦災でも被害があったようです。海軍主力の第二次世界大戦では、灯台は最初の標的とされたのではないかと想像します。
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さて、この写真に見える水平線は 49km よりも遠いか近いか?
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では桂浜目指して出発!
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途中の道の駅の案内。高知市までまだ 72km あるそうです。
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たぶんあの半島のような山の向こうにあるはずです。
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南無大師遍照金剛
先は長いのでまずは休憩。普段全く飲まないのですが、あまりの暑さにアイスコーヒーをいただきました。その時に向かいに座っておられたお二人も巡礼の旅の途中のようです。 “南無大師遍照金剛” は真言宗の宝号ということで、宗派の教えの根幹となる短いお経とのことです。”同行二人” とはこちらの方のような二人連れということではなく、お一人お一人が弘法大師に寄り添われる形で巡礼しているという意味だそうです。少し前にも書きましたが、車を走らせていると、外国の方が同じようないでたちで歩いておられる姿を見ることが非常に多かったと思います。10代後半か20代前半の女性が一人で徒歩で巡礼されていたことには特に驚きました。まだまだ日本も捨てたものではないと少しうれしくなりました 🙂
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少しだけ芸術的な構図で 🙂
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10月なのにまだまだ暑いですが、空には鱗雲があり、秋を感じることができます。
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漢字では、”奈半利川” と書くようです。先はまだ長いです。
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塩アイス
ということで、またしても休憩です 🙂 お勧めのアイスは?と聞くと、こちらを勧められました。塩アイスだそうです。アイスクリーム自身はほんのりとした甘さなのですが、塩味によりそれが引き立ち、あっさりとした仕上がりになっていると思いました。訪れた道の駅はこちらです。名前はダジャレのようです。これを書いているときにやっと気が付きました 🙂
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こちらが田野駅です。土佐くろしお鉄道終点の奈半利の一つ高知寄りの駅です。因みに田野駅からさらに5つ高知寄りの駅が阪神タイガースのキャンプでお馴染みの安芸駅です。
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津波から逃げるには高いところに越したことはありません。
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桂浜
長い道のりをはるばるやってきました。ちょっとゆっくりしすぎた感があります。
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やってきました桂浜!室戸岬の中岡慎太郎のもとから、途中灯台に寄ったり、渋滞にあったりしたものの、地道を4時間かけてやってまいりました。別に中岡慎太郎から坂本龍馬宛の伝言を預かったわけでもなく、ただ単に移動しただけです 🙂 因みに Google Earth での両者の銅像間の距離は、直線距離で 62.55 km あります。お互いに全然関係のない方向を向いているようです 🙂 お二人の関係はこちらのページで3分でわかるように短くまとめてくださっています。ご参考まで。
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高知の港からはちょうど大型クルーザーが出向するところでした。
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高知県の情報では、この船はチャイナ・マーチャンツ・アデンだそうです。徳島小松島から午前8時に入港して、17時に出向したようです。次の寄港地は鹿児島だそうです。乗ってみたいですねぇ。。。
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iPhone カメラの倍率1倍で。
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因みに龍馬の横のやぐら、最初は何かの工事中かと思ったのですが、実は龍馬と同じ目線になることで、太平洋を見ながら彼が何を考えていたかに思いをはせることができるという高台です。因みに 100 円で登れるそうです。この日は5時まで営業していたようです。私が到着したのが5時半くらいでした。途中でコーヒーなど飲んでいなければ間に合ったかもしれません 🙁
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ちょっと絵画風に1枚 🙂
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さて、龍馬にも会えましたので、本日の宿を決めて向かいましょう!
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高知駅前駅
JR高知駅の前にあるとさでん交通の高知駅前という駅だそうです 🙂
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桂浜を出てしばらくすると雨になってしまいました。うろうろしておいしそうなお店を探そうと思っていたのですがそうもいかず、宿から一番近くのお店に直行!そこは鉄板焼き屋さんでした。財布の手持ちが非常に心もとなかったので、ビール一杯と一番安い鉄板焼きを1枚。さらにこれらの合計の値段と財布の中身、お腹の減り具合を総合して、とん平焼きも追加注文!おいしかったです 🙂
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理系の人間だからでしょうか。。このような番組が目に入るとつい見入ってしまいます。この時は NHK さんの “笑わない数学” の “非ユークリッド幾何学” の回でした。ビール片手に “えぇー?マジかよ?” と言いながら男一人で見ている姿をどう思われます? おかげ様でよく眠れました 🙂
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旅のお供
さて、今日も高知県内を移動して四万十川経由で愛媛県に入りたいと思っています。とにもかくにもスタバでコーヒーを調達。今日現在で高知県内にスタバは7店。全てが高知市内です。その中からドライブスルーで行けそうなお店をチョイス。目的地とは反対方向に少し走らなければなりませんでした。高知潮江店に行きました。とりあえずの目的地の四万十は国道56号線沿いにあるので、56号線沿いの店を選ぶとこちらになりました。
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まず最初に立ち寄った道の駅はこちらです。お昼も近くなってきたので、豚まんが目を引いたのですが、まだまだ暑い盛りでしたので普通のパンと牛乳で昼食としました。
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南海トラフ
iPhone 経由の音楽も聞き飽きてきたので地元の FM ラジオに切り替え。安定して受信できる局を探すも見つからず。久しぶりに AM に切り替え。しかし AM 放送も快適に聞こえる局は見つからず、やむなくテレビに切り替え。なんと、地元に中継局があるのか、きれいな映像の局を発見。NHK さんでした 🙂 ただ、放送では津波が来るので注意するようにとのこと。なんといっても、南海トラフがすぐそこにあるところで気になったので、近場の道の駅へ。
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八丈島辺りの地震で、結局は津波は観測できなかったようです。こちらがその情報です。こんなところにいてもいいのだろうかと思いつつ、海辺の公園へ。土佐西南大規模公園という小さな公園です。と思ったのは大間違いで、見えているのは氷山の一角でした。本当に大きい公園のようでした。失礼しました!
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沈下橋
本日最初の目的地。四万十川と沈下橋です。こちらは佐田沈下橋で、最も市街地に近い沈下橋となっています。訪れたときは沈下橋周辺が工事中で、案内通りに進んでも全くそれらしい場所に行き当たらず、同じところを2,3回くるくると回りました。道端をよく見ると、手書きの工事中の情報版に小さめの文字で沈下橋への “迂回路はこちら” の案内。iPhone から流れる歌に合わせて大声で歌いながら走っていたので、肝心な情報を見落としてしまったようです。おかげで橋の周りをかれこれ1時間はうろうろしていまい、この辺りの道に詳しくなってしまいました 🙂
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沈下橋は初めて目にしたので、どのような構造になっているのか非常に興味がありました。現地で一目見ると、”あぁ、なるほどねぇ!” と理解できました。元々沈下橋は増水時に水没するような設計になっています。ですので、増水時には橋より高いところまで水位が上がります。そうなると、一番疑問だったのは、橋が沈んだら川の水があふれるのでは?ということでした。でも構造は単純で、増水しても大丈夫なくらいの堤防があり、その堤防の内側を水面近くまで下ってゆく道があり、一番下がったところで橋になっています。ですので、川が増水して橋が沈んでも川自体はしっかり堤防で守られている状態になります。
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そして、橋自体は欄干などの水の抵抗で壊れやすい構造は一切なく、渡るのみ!の構造になっています。
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この橋は比較的大きいほうであると思いますが、車が2台すれ違うことはほぼ難しいくらいの道幅で、橋の中央辺りが少し広くなっており、必要がある場合はここですれ違うことができるようになっています。まぁ、前から車が来ていたら橋に侵入せずに待つという選択肢が一番正しいと思います 🙂
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橋の周りは竹藪になっていました。他の沈下橋もそうなのでしょうか?
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この看板を見るまで沈下橋は1つだけだと思っていました。でも、実はあちこちにxxxx沈下橋があり、そのうちの有名なものに佐田沈下橋があったとです 🙂 世の中知らんことばかりですばい!
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今日は平日ですので、この大きな駐車場に私を含めて車3台しかいませんでした。それ以外の車は道を通行する工事の大型トラックと地元の農家さんの軽トラばかりでした。現在午後2時くらいです。今日は愛媛県で宿をとる予定ですので、早速向かいましょう。地図を見る限り山道が続きます。
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四万十川沿いを北上してちょっとトイレ休憩に停まりました。ここまでの道は車1台しか通れないような曲がりくねった山道がほとんどで、一方は川への絶壁。他方は切通の断崖ですので、下手に対向車と出会うと抜き差しできない状況に陥ります。そこでこの辺りでは、対向できない部分を走行し始めるところに回転灯があり、回転灯が点灯して回っていると対向車が来ていることを意味し、通過をしばらく待つ必要があります。通過したらこちらの番です。その時には反対側で回転灯が点灯し、対向車に知らせてくれます。とにかく久しぶりに見たセンターラインのある道にある休憩所です。石板には、”四万十路中半” とあり、今までと同程度の道が続くことを教えてくれています。
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私の車はノート E-power で、オートパイロットが付いています。こんなぐにゃぐにゃの山道で使えたらいいなと思って切り替えてみましたが、道を道と認識してくれませんでした 🙂 やはり人間にはかなわないようです。川に落ちてカメになりたくないので、速攻で通常運転にスイッチ!
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道の駅 よって西土佐
久しぶりの大きめの道の駅です。といっても、車20台程度で満車になるくらいの駐車場の規模ですので、大きいとは言えなかったでしょうか。。。道の駅 “よって西土佐” です。ここでは本当にトイレ休憩だけで先を急ぎました。ここまで四万十川沿いの国道441号を走ってきましたが、この少し先から少し西へ向いた国道381号に入ります。
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道の駅 虹の森公園まつの
国道381号をさらに進んで、今度は車50台くらいは入りそうな道の駅です。愛媛県に突入して最初の道の駅 “虹の森公園まつの” で休憩です。愛媛県に突入したとはいえ、時刻はもう4時前。アイスクリーム一つで早々に出発。先は長い。。。
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アイスクリームを食べながら裏庭をしばし散策。
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道の駅 清流の里ひじかわ
ちょっと腹も減ってきたので本格的に休憩しようと思ったのですが、時刻は5時過ぎ。ここでゆっくり食べるわけにはいかない。。。ビールと宿が。。。 (TT) ここは道の駅 “清流の里ひじかわ” 先を急ぎます。
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さすがに先のことを考えると、地道ではなく高速を選んでしまいました。大洲市のあたりから松山自動車道へ途中内子PAで缶コーヒーを調達。残念ながらスタバを検索したら目的地の松山にあり。今飲みたいのに 🙂
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今日の宿
時間も見えてきたので、内子PAで今日の宿を予約。松山ニューグランドホテル。平日なのに結構混んでおり、温泉大浴場が売りの宿はここしか見つからず。でも、場所的には松山繁華街のど真ん中で右を見ても左を見ても飲食店ばかり。 ただ不運にも今日はお祭りの日らしく、法被姿の男衆がウロウロ。あれだけあるお店もいずこも満席。どこで食べようかなぁ。。。じゃなくて、どこの席が空いてるかなと街中をウロウロ。結局ジャンクフードを買い込んで、お祭りを見学しながらの立ち食い 🙂 これもまたよし 🙂
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昨夜は宿の場所がいまいちわからなかったのと、渋滞で動きにくかったのとで、とりあえず大通りのコインパーキングへ駐車。そこからバッグを肩に10分程度徒歩で到着。皆さん、館内では浴衣でウロウロ 🙂
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道の駅 風早の郷・風和里
じつは昨夜停めた駐車場のすぐ脇がスターバックスだったので、明日の朝のことを考えたら下手に動くよりもこのままの方が楽と思い徒歩で移動することにしたのでした。旅の朝はスタバで始まるので。スタバのコーヒーとサンドイッチを道連れに海沿いを東へ移動。道の駅 “風早の郷・風和里” でトイレ休憩。道を隔ててすぐが海で、砂浜があったのでお散歩。
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ちょっと芸術的な構図で 🙂
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瀬戸内海も大型船の行き来が多く、岸からでもよく見える。実は土曜日は大阪で予定があることから、大阪へ帰らないといけないのだが、しまなみ海道を渡るか、瀬戸中央自動車道を渡るかを決めなければならない。これまで讃岐うどんの日帰りなどで瀬戸中央自動車道はしょっちゅう通っていることから、しまなみ海道で本州へ渡ることにする。つまり、香川県はパスということになる。
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来島海峡展望館
しまなみ海道に入る前に四国最後の休憩をとる。ここは来島海峡展望館。これからわたる橋がとてもよく見えます。
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このしまなみ海道、ただ美しいだけではなく、世界中から認められるポイントがあるのをご存じだろうか?
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来島海峡展望館での昼食にチリバーガーをお願いしたときに、たぶん大学生くらいの売店の店員の方に “この橋って歩いて渡れるん?” と聞いてみると、”はい、自転車や原付でも渡れますよ。少し下がったところに人や自転車、軽車両専用の乗り口があるんです” と教えてくれました。それ以外にも、食事が出来上がるまで。。。と言ってもレンジでチンする間です 🙂 。。。橋について少しだけ教えてくれました。瀬戸内海には本州と四国間を結ぶ橋が3つありますが、人が徒歩で歩いて渡れるのはこのしまなみ海道だけだそうです。しまなみ海道も瀬戸大橋や鳴門大橋と同じく基本は高速道路なのですが、一部の道路の歩道部分を人が歩いて、あるいは自転車や軽車両で通行できるようになっています。徒歩での移動は無料。自転車も橋1つ50円とか100円程度の料金となっていますが、現在、少なくとも 2024年3月末までは自転車も無料だそうです。こちらの橋の管理会社のサイトで見ることができます。
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サイクリスト
徒歩や自転車、軽車両は橋、要は海を渡る部分以外は高速道路とは別の一般道を利用することになるそうです。このことから世界中からサイクリストが集まってきて素晴らしい自然を楽しむことができる聖地となっているそうです。こちらのページにまとめられていますのでご参考まで。
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橋を景色を楽しみながらゆっくり渡ったので、小一時間かかりました。この先は本州なので、ここで最後の食事をとることにします。
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極めつけ 🙁
心地よい疲れを伴い帰ってきましたが、やってくれました 🙁 最後の大阪の近畿道が事故渋滞です。吹田から自宅最寄りの出口まで普段なら20分程度なのですが、この日は優に2時間はかかりました。勘弁してくださいよ 🙂
光ファイバー インターネット
夏休みのドライブで四国各県をドライブさせてもらっていましたが、いずれの宿でも快適にインターネットを使うことができました。SpeedNet 等で速度を計測するなんて野暮なことはしていませんが、ごく快適に WiFi でも LAN でも使うことができ、翌日の予定を立てるのに非常に便利に使わせていただきました。ありがとうございます。我が家では EO光、関西電力の光ファイバーインターネットを使わせてもらっていますが。四国にも四国電力がありますので、同じように光回線を四国の皆さんに提供しているのではないかと思い、四国のインターネット事情をちょっとだけ調べてみました。
インターネット回線を契約するときには通常プロバイダとキャリアのワンセットで契約します。プロバイダはキャリアのネットワークがつながっていればどこにあっても基本構わないわけで、例えば kakaku.com の “光回線人気ランキング 2023年 四国エリア部門” を見ると、第1位に輝いているピカラ光ねっとは、元々四国電力の情報システム部門が分離独立した STNet が運営主体で香川県高松市に本拠地があるようです。第2位のビッグローブ光は元の NEC のパソコン通信 PC-VAN がその始まりということで、東京品川区にあるそうです。いずれにしても、四国各県にあるご自宅からプロバイダのバックボーンネットワークへつながる POP と呼ばれる回線収容設備まで光ケーブルを引っ張ってくれるのが光インターネット契約におけるキャリアということになります。ですので、ビッグローブ光を使っているからと言っても光ファイバーが直接東京品川までつながっているわけではありません。逆にきめ細かくケーブルを提供してくれなければいけないため、キャリアは地域性が重要になります。
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NTT がまだ電電公社と言われていた古の頃、国内の通信はほぼ独占状態にあり、今も日本中にダークファイバと呼ばれる光ケーブルをたくさん持っています。色が黒いわけではなく、まだどこにも接続されていないという意味です。同じように地域性はあるものの、電力会社や鉄道会社などもファイバーケーブルを持っており、インターネット接続に使用されています。これ以外には地方自治体などが自分たちのために光ケーブルを持っていたりしますが、一般に提供しているという話は無いようです。鉄道系のインターネットですが、鉄道の路線沿線に対して接続を提供していますが、広範囲というわけではないようです。残る電話系と電力系ですが、なぜこれらが主なキャリアとなれるのでしょうか?ご自宅の窓の外を見ると何かお気づきになることはありませんか?電気や電話の電柱が見えないですか?電話と電気は日本中津々浦々まで提供されています。この大きなアドバンテージのおかげで、光インターネットのキャリアは NTT のフレッツ光か電力系の光ケーブルが使われることが多くなっています。
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四国のインターネット事情に戻ってみると、第1位のピカラ光ねっとは四国電力の光ファイバを使っていて、名前こそ異なりますが STNet という元四国電力の一部であった会社がプロバイダをしています。形体的には EO光 とよく似ています。第2位のビッグローブ光は NTT のフレッツ光ということになります。1位2位とご紹介しましたが、当然3位4位。。と続いてゆきます。中には携帯の 4G や 5G の無線を使用した接続もありますが、光ケーブルを使っているインターネットということになるとごく一部を除き NTT のフレッツ光がキャリアということになります。
さて、我々がインターネットを使うときに何がどうであったらうれしいかというと、ストレスなく快適に動いてくれたらうれしいはずです。例えば google 検索した結果をクリックしたり、URL を入力したり、QR コードを読んだりしたら、すぐに目的のサイトがストレスなしに表示されたらいいなと思いませんか?ハリウッドのアクション映画を見ているときに、主人公の動きがスムーズに動いてほしいとは思いませんか?この点に主眼を置いて考えた場合人気ランキングの結果が示すように電力系に軍配が上がるようです。キャリア目線で考えた場合、ピカラ光ねっとの場合プロバイダ数とキャリア数の割合は 1:1 となりますが、それ以外のフレッツ光を使用しているプロバイダの場合、N:1 となり、時間帯によっては混雑がひどい状況になることが考えられます。そういう意味で、独自回線を使っている電力系のプロバイダとしてのユーザの実体験がランキングに反映されたものではないかということができます。
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