東大阪市のほぼ八尾市との市境にある池島は知る人ぞ知るの野鳥観察ポイントです。野鳥以外にも、様々な動植物の宝庫として、カメラ片手に観察を楽しむ人たちで賑わっています。特に春の花が咲く4月に入ったばかりの頃がお散歩していて一番気持ちのいい時期と思います。そう思って先週の週末あたりに池島でお散歩してきました。池島は近鉄東花園駅の南側の恩智川沿いに広がる田園地区で、高校時代はこの辺りが私のジョギングコースでした。と言っても相当前のことにはなるのですが 🙂 当時からすると川も自然の土手から人口の堤防に変わっていますし、当時の大阪府立池島高校も併合で大阪府立みどり清朋高校となっています。見た目は同じでも中身が変わっていることが多くなっています。この写真は福万寺の運動公園からみどり清朋高校を見たところです。この辺りは比較的低地になっており、台風などの大雨の時には恩智川が溢れてしまうことがあったことから、この運動公園をはじめとしていくつかの公園は、大雨が降った時の恩智川の水の一時貯留地となっています。
桜の満開には少し早い時期でしたが、あちこちに桜の木が植えられており、散歩やスポーツをしに来た人々の目を楽しませてくれます。奥に見えるは生駒山のテレビ塔のあたりです。
週末の福万寺市民運動広場ではサッカーの試合をしている子供たちをよく見ます。グランドの周りにはその子供たちの試合を見に来ている親御さん方が沢山来られていて、この辺りは駐車場と化してしまいます。正面に見えているのは八尾市にある大阪広域環境施設の煙突です。
福万寺公園の堤防の上からの眺めです。ここ一帯は大雨の時に恩智川や第二寝屋川からの越水を貯めてくれる、この辺りの人々には重要な施設です。
大雨で越水が起こりそうなときには、水門を開く前に大きなサイレンで辺り一帯に知らせてくれます。夜中に聞こえるサイレンは、大雨の音とともに台風などの不気味さを増してくれます。
西に目を向けると、ハルカスが良く見えます。今となっては日本で2番目に高いビルとなってしまいました。この日は黄砂の影響でカスミがかかっており白っぽく見えますが、冬場の空気が澄んでいるときははっきりと見ることができます。
この辺りは、大阪伊丹空港へ着陸する飛行機の通り道で、エアバンドの聴ける無線機を持っていればアンテナなしでもATC無線がフルスケールで聞こえるくらいです。
恩智川を堤防に沿って北上します。
この川が東花園駅から南北に流れる恩智川です。護岸がしっかりされた今はどうかわかりませんが、ほんの少し前にはヌートリアを目撃することがよくありました。私にはカピバラとヌートリアの違いがよくわからないのですが、どちらも巨大なネズミとしか見えません。我々人間の手で連れてこられたので、ちょっとかわいそうな気がしますが、特定外来生物に指定されているそうです。
このように鳥が浮かんでいると思っていると、水面を移動しているヌートリアの頭だったりします 🙂
植物も花盛りの時期です。
東花園駅を通り越して花園中央公園まで来ました。正面に見えるのはドリーム21です。夕日で赤みがかって見えます。
多目的芝生公園です。私の背後には花園ラグビー場があります。実はこの花園中央公園も福万寺運動公園と同じく、洪水対策の一時貯水池なのです。
桜の種類が違うのでしょう。先ほどの桜よりも多く咲いている気がします。
iPhoneには珍しく、いい色に撮れました 🙂
空の低い部分は伊丹への進入路ですが、高層部は国内線はもとより、国際線の主要空路です。時には10本くらい飛行機雲が同時に見えることもあります。
お散歩のときは桜がイマイチだったので別の日に車で移動してみました。あと数日という感じですが、雨が降っていますので美しい満開が見れるかどうか心配です。
八分咲き位ですか?
満開が見たかったので、また数日後に恩智川へ来てみました。菜の花でしょうか?奥に見えるは東花園駅です。
ちょっと桜のピンクが少ないですが、黄色とのコントラストはこの時期特有のものです。
どこまでも黄色一色です。
福万寺運動公園の堤防です。いい感じに満開です。あと数日すると桜吹雪になります。
個人的な見解です。今年の冬は雨の日が多かった気がします。地球温暖化のせいなのか単なる暖冬なのかわかりませんが、寒い冬だと雪になったのだと思います。子供の頃は夜半に雨が降ると、翌日の雪が楽しみだったり、雪が降らなくても道の水たまりの氷を割りながら学校へ通った記憶があります。今や舗装されていない水たまりのある道を見つけるのも難しくなってしまい、雪もほとんど見ることがなくなりました。この池島も一見するときれいに整備されて人にとって居心地の良い場所になっていますが、本当にこれでいいのかな等と思いながらゆっくり散歩ができる年ごろを楽しめるようになってきました。喜んでいいのか悲しむべきなのか 🙂
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