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男旅、那智勝浦/太地町

Walking
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2022年、今年もコロナのおかげで、世間の皆さんの出足は芳しくないようで、我が家でも ”今年の夏休み、何しよう?” という質問に即答した家族は誰もいず、最終回答を得ないまま今年の夏休みを迎えることになってしまいました。私の夏休みは例年9月の末から10月頭にかけて3週間程度というのがお決まりのパターンだったのですが、今年は単発の有休を例年より多めに使ってしまったことと、コロナもイマイチなことから、2週間の短縮コースにすることに決めました。ということで、家族との夏休みは思いついたときに日帰りで何かをするスタイルをとることにして、コロナをものともしないバカ男二人で、昨年同時期の兵庫県香住のカニツアーに続き、今年も一泊二日で鯨を食べに行ってきました。

松茸?

この話をし始めたのは、9月の頭くらいで、バカ男二人組のもう一方も休みが取れるシルバーウィークあたりに ”マッタケ喰いに行こうぜぃ!” という会話が発端でした。しかしこのアイデアは脆くも崩れ去ってしまうことになってしまいました。というのも、マツタケのシーズンは9月中頃から10月一杯位が世間での相場のようで、日本の北の方から順に旬になってゆくようです。それからすると関西は結構南に位置しますので、9月に旬となる場所はなく、10月中旬頃からという場所ばかりでした。ということで予定変更、鯨料理で有名な和歌山県太地町を目的地に出発することにしました。

私は例によって運転担当で、バカ男二人組のもう一方が宿担当ということで動くことにしました。太地町を目的地に宿を探していたそうですが、結局食い物に重きを置いて宿を探した結果、那智勝浦に最安値の宿を見つけてくれました。素泊まり7098円!もちろん2人合計です 🙂

道の駅すさみ

彼の仕事の関係で土曜日の2時頃出発ということにした関係で、移動のコースは行きは海周りの高速使用で最速の移動、帰りに山コースで十津川の温泉経由で帰還するコースにすることに決定しました。予定通り9月24日の14時頃にガソリンを満タンにした後、彼をピックアップしてそのまま近所のスターバックスでコーヒーを調達して速攻で高速に突入。ほぼ休憩なしで高速を突き進む。海側コースと言えど、ほとんど海を拝むことはできず、海を実感できた最初の場所がこちら、”道の駅すさみ” でした。天気も上々、中にはおいしそうなマグロやカツオの料理を提供してくれるレストランがありましたが、今日の目的がおいしい鯨料理を腹いっぱい食べることなのでここはググっとこらえて喉を潤す程度で早々に移動再開。ここからは本当の海沿いの地道を東方向に移動。基本は国道42号線の走行になるのですが、比較的大回りのカーブが連続する道路で、コースの大半は右手に海が見える景色のきれいな道路です。景色に見とれて運転がおろそかにならないようにする必要があります。事故ったら思いっきり高くつきます 🙂

道の駅たいじ

途中串本辺りで橋杭岩がニョキっと道を走っていても見えたのですが、既に日も傾きかけていたので素通り、次に止まったところは当初の目的地であった太地町の道の駅でした。名前はよく聞く場所なのですが、来たのは初めてで、もっと海海海。。。なのかと思いきや、山に囲まれた川?の脇にある小さな道の駅でした。到着したのが午後5時くらいで、既に道の駅としてはトイレ休憩くらいしかできない状況でした。道の駅のすぐ外のお店にも足を運んでみたのですが、道の駅同様に5時閉店ということで、道の駅の建物を二人でガラス越しにへばりついてのぞき込んでの下調べ。クジラ関係のお土産の有無を確認して早速移動再開。今日の最終目的地の那智勝浦の宿までノンストップ!傍で見ていたら ”バカ男二人で何してるん?” と怪しまれそうな間抜けた状況だったと思います 🙂

お宿・はな

ナビの指示通りに移動していると、突如ナビから一言、”目的地付近に到着しました。今日も運転お疲れさまでした!!”。車の周りをグルっと見渡すと、ありました。本日の宿、その名も “お宿・はな”。宿担当に車をどうしておいたらいいかを聞きに行ってもらいました。宿の前が駐車場として使えるということなので、チェックアウトを最終の10時にしたいと告げると、他の車を移動して一番奥に止めるようにとのこと。女将さんの案内でご主人が駐車中の車を移動させてくれました。入室までの短時間ではありましたが、愛想のよい感じの方々でした。食事つきのコースであればもう少しお話もできたと思います。宿のつくりは、ちょっと昔のアパートといった感じで、21時以降はお静かに。。。という注意書きが妙に納得できました 🙂 お風呂は天然かけ流しの温泉で、30分貸し切りで使わせてくれました。貸し切り状態ではなく、30分間貸し切りです。温泉の成分表示はなかったと記憶していますが、塩化物泉であろうと思われます。要は、塩味のする温泉です。

風呂も浴びてサッパリしたので食べ物調達に出かけます。宿はこの写真の奥まった部分の奥にある建物です。この道を隔てて JR 紀伊勝浦駅が目の前にあります。立地的には最高のポジションではないでしょうか?因みに JR 新大阪駅から紀伊勝浦駅まで JR 特急利用で、4時間20分程度で、料金は特急料金込みでお一人 7020 円ということです。車では自宅付近からすさみ南出口まで ETC 利用で 3270 円でした。なのでお一人 1635 円+ガソリン代でした。まだ途中なのでガソリン代は不明です。帰宅後計算してみます。かなりお安く移動できたと思いますが、列車のように全行程酒盛り OK、食事 OK、爆睡 OK という利点はありませんので悪しからず 🙂 因みに、那智勝浦はこの辺りの地名で、メインの駅が紀伊勝浦駅となっています。

紀伊勝浦駅

こちらが紀伊勝浦駅の改札への入り口です。

当日は、駅の表側で地元のお祭りが執り行われており、近所の若者が全員集合状態だったと思われます。10代から20代前半の若者たち、年齢1桁の子供たちと、当然その保護者で30代くらいであろうと思われる方々。とりあえず後で部屋飲みできるようにこの海産物センターでつまみの類を買い込んで、料理屋探しの旅にいざ出陣!

クジラ料理 ?????? わからん

しばらく歩き回ったのですが、ここはと思われるお店はいずれも満席で、やっとのことで2席確保。たぶん近所の40代以上の皆さんは祭りに乗じて連れ立って舌鼓を打っていたのでお店が混んでいたのだと思います。日常を知らないので、あくまで想像ですが 🙂 とりあえずのお約束で生2丁!キンキンに冷えたビールは最高! ただ、不覚にもお店の名前が思い出せません 🙁 ボケたか?

お品書きを斜めに横断して頼んだ品々が来るまでに突き出しの豆腐。いただきます。。。

斜め読みをせずに注文した本来の目的のクジラ料理の数々、写真撮るのも忘れてガブリッ!

クジラ関係の料理の最後はクジラのお寿司でしたが、もうガリしか残っていません 🙂 この頃には日本酒に突入、聞いたことのない名前のお酒で確か “太平洋” だったかな?女将さん曰く、お醤油も地元の少し甘口の醤油で、お寿司にピッタリ。

そろそろ本日も仕上げにかかろうと頼んだのが土瓶蒸し。巨大なマツタケがいくつも入っていて最高の香りが楽しめました。

本日最後のもう一品はナメコの味噌汁。このように巨大なナメコは初めてでした。もうお腹一杯 🙂 ごちそうさまでした。

本日の寝床。4畳半、部屋のみ!風呂、トイレ、洗面所共用。寝具も清潔そうで、もう寝るしかないので十分以上の部屋です 🙂 問題は2人のうちどちらが先に眠りにつくかです。取り残されたものは往復ビンタのイビキと対戦することになります 🙂 おやすみなさい。。。。ZzZ

朝飯

こちらが宿の正面です。和風の暖簾のれんと信楽焼の狸がお出迎えしてくれます。

昨日はあれだけ飲んで喰ってして腹いっぱいだったのに、不思議なことに朝飯が食べたくなります 🙂 昨晩のように JR 紀勢本線の反対側で朝食の食べられるお店を探します。

昨晩は暗くて見えませんでしたが、駅前で足湯が楽しめます。

ふらふらと港の方に向かって歩いている途中にあったお店です。

メニューから、夜は飲み屋さんのようです。因みに朝ごはんのメニューはこれではなく、壁にかかっている定食メニューをいただけるようです。私は卵かけご飯が食べたかったので、メニューなども見ずに、”卵かけご飯、食べられますか?” と聞いて、それが食べられるメニューにしようと思っていました。が、朝の定食には生卵も付いているということなので迷わず “それください!” 🙂 その定食では、焼き魚が3種類から選べ、私はサバを選びました。

待っている間にじろじろとお店を見回す。レトロな作りで、私と同年代の人であれば子供のころに見たことがありそうな看板がいくつも壁にかかっていました。

お店の中、外と見ている間に準備完了。唖然とする。晩御飯くらいのボリュームの朝ごはん。席でのけぞらないとフレームに収まり切りません 🙂 これで 880 円。朝からお腹一杯です。

勝浦港

腹ごなしに海までお散歩。距離にすると食堂から100mくらいで港に到着。因みに、奥に見える半島の上にそびえるのは、後でわかるのですがホテル浦島だそうです。

漁港には小魚が沢山泳ぎ回っています。釣り竿と時間さえあれば突堤から釣りもOKかと。。

お土産になりそうなものがあるか物色。因みにこちらで釣り竿もレンタルできるようです。

港の様子です。シルバーウィークの天気の良い日曜の朝ですが、釣りをしておられる方は港では見かけませんでした。逆にちょっと驚いたのは外人の方が結構思った以上に遊びに来られていたことでした。

勝浦港で水揚げされた最大のマグロだそうです。450kg、2.74m と書かれていました。こんなサイズを釣り上げてみたいものです 🙂

先に見て回っていた彼曰く、マグロの解体ショーをしていたそうです。私は見逃してしまい、残骸しかありませんでした (TT)

チェックアウトの時間が迫ってきたので、宿に戻り帰路につきます。今日もいい天気です。

はい、また来ます 🙂

宿の目と鼻の先が紀伊勝浦駅です。ホームが見えます。

道の駅たいじ リベンジ

来るときに入れなかった道の駅たいじでお土産調達のリベンジ!この地図から太地町の中心は目の前の山の向こう側にあることがわかります。当然海海海のはずです 🙂

このガラスに男2人でへばりついていたのです。怪しい以外の何物でもありません 🙂

イルカのポストです。文才があれば嫁さんに手紙でも出すのですが、そのような才能は私にはなさそうです。奥のガラスに私が映っています。

道の駅から見える海の全景です。イルカショーなどをしている町の中心は、右手に見える山の向こう側だそうです。実は帰宅してから思い出したのですが、太地町は昔に来たことがありました。息子のソフトボールの大会が新宮市で行われたときについでにイルカショーを見に来たのです。成人して何年も経ち、結婚もして今年中に子供も生まれる息子の小学生時代の話ですからすぐには思い出せませんでした。やっぱりバカ男ですねぇ 🙂 えっ?そうなんです。その子は私の孫なんです 🙂 今からソワソワしています 🙂

十津川温泉の道の駅

十津川温泉の道の駅で足湯です。疲れた足に効きます。この足湯のすぐ脇においしそうなにおいのするお店が出ていて、コンニャクを売っていました。宣伝文句通り、出汁が良くしみていておいしかったです。この道の駅の駐車場は満車でしたが、隣の役所の駐車場も使用して大丈夫とのことでした。役所の駐車場のほうが道の駅の駐車場より大きいように思います 🙂 因みに那智勝浦からここまでくる間には熊野本宮大社の異様に “デカい” 真っ黒な鳥居がありました。私たちは通過しましたが、信仰心の熱い向きにはお参りするもよし。

十津川からしばらく走っていると道端で川魚を売っているお店が目に入りました。助手席に乗っている彼が “とまれぇー!!” と叫んだのですが、お店は本当に道端で駐車場もありませんでしたし、後ろには他の車が走っていましたので、止まることもできず、しばらく走って U ターンできるところでわざわざ折り返して、お店の脇の橋の邪魔にならなそうなところに止めて焼きたてのお魚を一つ。彼はアユ、私はアマゴをいただきました。焼きたてでした!ホームページは見つけられませんでした。国道168号線を通るときにはお試しあれ!

燃費計算

帰りはほぼ地道で、国道168号線をひたすら北上して、途中から京奈和道の無料区間経由の南阪奈道路で、有料区間合計で 470 円。帰宅前にガソリンを満タンにして燃費を計算してみました。トリップメータベースで走行距離429km。ガソリンは17.3ℓ。計算すると、24.8km/ℓでした。車は令和2年式の note e-power です。いろいろなところで note 実燃費という記事を見かけますが、購入車種を迷われている方はこちらもご参考にしてください 🙂

帰宅してから彼の家で別の友人も一緒に締めのビールを飲みながら総括。彼の奥さんからは宿の件で非難囂々。奥さんの口からは地名を聞くや否やホテル浦島の名前が即座に。。太平洋が見える洞窟温泉に何でもあるバイキング、広くてゆったりできる部屋に手ぶらで行けるほどのアメニティ云々。。。やはり男旅に女性は不向きのようです 🙂 費用的には高速代、宿代、飯代、ガソリン代、後お土産代少々で、おひとり様1万7千円程度の男旅となりました。どこに行っても知らないことだらけ。同じ場所でも誰と行くかで雰囲気がガラリ、食べたこともないおいしい食べ物が待っています。本当に行けなくてもバーチャルで。まだまだ秋たけなわ、旅に出かけてみませんか?

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